更新日 2020年7月3日
レトロフリークは、サイバーガジェット社が開発したレトロゲームの互換機です。 ファミコンやスーパーファミコンなどのゲーム機本体はすでに生産を終えてしまっているので、懐かしのゲームをプレイするためには、これらの互換性のあるゲーム機本体が必要になります。
互換機と言っても使い方はファミコンやスーパーファミコンと変わりません。 テレビに繋げて、カセットを指し、コントローラーでプレイします。
互換機はレトロフリーク以外にも、いくつか発売されていて、それぞれ一長一短があるのですが、最低限、抑えておきたいポイントがありますので、順に説明していきましょう。
ちなみに、本家の任天堂もスーパーファミコン互換機「スーパーファミコン ジュニア」を生産していましたが、すでに生産終了のため、今、オークションなどで買おうとするとプレミア価格になってしまっているため手が出せません。
プレイステーション2の頃まではコンポジットという、黄色・白・赤のプラグが付いた古い規格のケーブルでテレビと繋いでいましたが、当時のブラウン管テレビではそれで十分な性能でした。
ただ、プレイステーション3以降になるとコンポジット・ケーブルの性能では不十分なため画像がにじんでしまいます。 最近では、コンポジットの替わりにHDMIという規格のケーブルが使われていて、HDMIで繋げばクリアな画像が楽しめます。
互換機の中には、HDMIに対応していない安価なものもあるので、ちゃんと調べてから判断することを強くオススメします。 数千円の差であれば、ぜったいHDMIに対応しているタイプの方を買っておいた方が後悔しないで済みます。
また、動画投稿サイトでゲーム実況を配信する場合は、ぜひHDMIでプレイするべきです。 HDMIとコンポジットでは動画のクオリティが全く違います。 ゲーム実況をするユーチューバーならHDMI接続は必須の機能と言えるでしょう。
スーパーファミコンのカセットは、もう20年も前に発売されているため、カセット内の電池が弱っています。 トルネコの大冒険も例外ではありません。 私の所有するトルネコの大冒険は、すでに内臓電池が尽きてしまい、データを保存することが出来なくなってしまいました。
電池を交換する方法もあるようですが、特殊なドライバーを用意したり、ハンダ付けが必要だったりとハードルが高く感じてしまいます。 ヤフオクなどでは、電池交換済みのカセットも売られているので、工具を揃える費用を考えると、交換済みのものを購入した方が結果として安くなる場合もあるでしょう。
私の場合は、すでにトルネコの大冒険を持っているので、同じカセットをもう一つ買う気にはなれませんでした。 何とかプレイする方法がないか調べているときに、レトロフリークのことを知ったのです。 レトロフリーク本体にセーブ機能が付いているため、内臓電池が切れてしまったカセットでも面倒な電池交換は不要でした。
最近の互換機は、ファミコン互換機やスーパーファミコン互換機などがありますが、これらを併せた複合機もあります。 一台で、ファミコンのゲームも、スーパーファミコンのゲームもできるようになっていたるので場所を取りません。
他にメガドライブやPCエンジンの互換機もありますが、メガドライブとファミコン系が一台で遊べる機種はレトロフリークしか見つかりませんでした。 様々な機種のレトロゲームを楽しみたい場合は、個別の互換機を買うか、レトロフリークを選択することになります。
ゲーム機ごとに専用の互換機を購入する場合は比較的、安く買えますし、遅延も少ないのでメリットもあります。 例えば、私もハマったストリートファイターⅡは、セーブなど必要ないし、入力コマンドの遅延は少ないほどいいですよね。
レトロフリークは色々なゲームが遊べて、本体にセーブ機能が付いているのですが、若干の遅延が発生すると言われています。 私の環境は、テレビがREGZA 26RE1で遅延を減らす「ゲームモード」が付いています。
ストⅡで試したところ、遅延があると言われなければ気が付かないレベルでした。 トルネコの大冒険や他のRPGのように一瞬を争うようなゲームでなければ、遅延は全く気になりません。
東芝やソニーのテレビには、ゲームモードが付いていたと思いますし、他のメーカーでも付いているかもしれませんね。
まずは、HDMI接続に対応していること。 そして、カセットの内臓電池をどうするか。 スーパーファミコン以外の機種にも対応した互換機が必要かの3点が互換機選びのポイントになります。
私は、トルネコの大冒険をプレイしたかったので、レトロフリークの一択でした。 最初の設定がスーパーファミコンと違うので戸惑いましたが、実際にプレイを始めると違和感もありません。
もしも、レトロフリーク購入後に「ゲームを始める」を選択しても黒い画面のまま動かない場合は、リージョンの設定が間違えている可能性があります。 メニュー画面から一度「日本」を選択し、続いて「アメリカ」→「日本」と選択し直すことで改善するそうです。
レトロフリークには、スーパーファミコン専用版や、ファミコン・スーパーファミコン両方対応版のほか、ファミコン系とゲームボーイやメガドライブ、PCエンジンなど11種類のゲーム機が一つになった多機能版もあります。
私のように、トルネコの大冒険のようなスーパーファミコンのRPGをプレイしたい場合は、価格を抑えたSFC用 レトロフリーク BASIC スタンダードセットがオススメです。 メーカーの希望小売価格は12,980円(税抜)でしたが、今ならもう少し安く買えると思います。
また、他の機種であの懐かしいゲームも遊びたい場合は、11種類の機種を一つにまとめた多機能版のレトロフリーク (レトロゲーム互換機) メガブラック ギアコンバーターセット[cb]がいいと思います。 その分、高価になりますが全部入りなので、後から余計な出費を抑えることができますし。
ファミコン版のドラクエ1や2もプレイでき、当時は拷問とまで言われた復活の呪文を入力しなくても、本体にセーブできてしまいます。 昔のゲームを思い出してたら、なんかPCエンジンの天外魔境をプレイしたくなってきちゃった。(笑)
それと、内臓電池は自分で交換できるといった強者や、多機能版は必要ないといった場合は、価格を抑えたスーパーファミコン専用機レトロコンボHDMIが向いているかもしれません。 ストⅡのような格闘ゲームをメインに考えているならこっちでしょう。
最後に、
昔、ファミコンのカセットを挿した後、接触不良で何度も抜き差しした経験はないでしょうか? 私もカセットの金属部分を口でフーフー吹きながらホコリを飛ばしていました。
古いカセットはサビていることもあり、せっかく互換機を買っても本体を傷めてしまう可能性があります。 コロンバスサークル製のレトロゲーム復活剤(ゲーム機/ゲームカセット用)は評判も良かったので、保険だと思って一緒に購入しました。
キャップの中に小さなブラシが付いていて、ブラシでカセットの接触部分を拭いて使います。 復活剤を塗り過ぎてしまったときは、綿棒やティッシュで拭き取ってあげてください。