トルネコの大冒険 不思議のダンジョン 攻略

トルネコ1を今やるには

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トルネコの大冒険 不思議のダンジョンは1993年に発売されたスーパーファミコン(SFC)のゲームで、今のところ移植もリメイクもされていません。 今、トルネコ1をプレイしようと思ったら何を用意したらいいのか、スーパーファミコンに触れたことのない世代の方にも分かるように説明していきます。

トルネコ

初代のトルネコ1は残念ながら任天堂のスイッチオンラインやバーチャルコンソール、ソニーのPlayStation Storeなどで供給されていないため最新のゲーム機(Switch2やPS5)でプレイすることができません。 また、移植もされていないためSteam版もありません。

2017年に発売されたニンテンドークラシックミニのスーパーファミコン版にも収録されませんでした。 これほど高く評価されているタイトルが収録されなかったのですから、版権など大人の事情があるのでしょう。 続編のトルネコ4やリメイクも期待されていますが今のところそのようなニュースもありません。

Switchやスマホでプレイできたら手軽になるので、リメイクまでは望みませんが、新しい機種へ移植して欲しいと望んでいます。

スーパーファミコンまたは互換機を用意する

スーパーファミコン用のカセット

トルネコの大冒険はスーパーファミコン用のソフトで、当時のゲームはカセットで供給されていました。 今、これをプレイするにはスーパーファミコンの実機か互換機が必要になります。

友人や親せきで壊れていないスーパーファミコンを持っているようなら貸してもらうのが一番です。 当てがなければヤフオクやメルカリ、中古ショップで探すことになりますが、できれば「動作確認済み」のものを選びましょう。

著者

スーパーファミコンは割と丈夫な機種なので、まだまだ現役の個体も残っていますが、内部に電解コンデンサと呼ばれるパーツが使われていて、これが経年劣化により壊れてしまいます。 電解コンデンサは他の電子部品と比べて寿命が短く、私が故障しているスーパーファミコンを調べてみたところ、その多くが電解コンデンサの劣化が原因でした。

実機を購入する場合、動作するかどうか分からない個体は避けるか、レトロフリークのような互換機を選ぶのが安全です。

トルネコの大冒険のソフトを用意する

トルネコの大冒険は古いタイトルなので今は中古を探すしかありませんが、ヤフオクやメルカリなら簡単に見つけることができるでしょう。 下記の相場を目安にして購入してください。(2025年現在)

箱・説明書なし(送料込み)
約1,000円
箱・説明書あり(送料込み)
2,500~3,000円程度

中古ソフトの注意点

スーパーファミコン版のパッケージ

中古ソフトを購入する際のアドバイスがあります。 スーパーファミコンは最近のゲーム機とは異なり、本体にセーブデータを保存しておくことができません。 そこで、カセットの中にボタン型電池を内蔵しておいて、カセット内にセーブデータを保存しておく仕組みになっています。 この電池が切れてしまうとセーブデータを保存しておくことができないのです。

トルネコの大冒険は1993年に発売されたゲームですので、すでに電池切れになっていても不自然ではありません。 そのためトルネコの大冒険に限らず、ファミコンやスーパーファミコンの中古ソフトを購入する際は電池切れを考慮しておく必要があります。

中古で購入する際は「動作確認済み」や「電池交換済み」と記載のあるものの方が安心でしょう。 中古ショップで購入する場合、店員さんに電池について聞くこともできますが、店頭で動作確認は期待できないと思います。 そのため中古のカセットでは最初から「動作確認済み」と明記されていることに大きな意味があるのです。

著者

私はトルネコの大冒険のカセットを2つ持っていますが、どちらも電池を交換することなく現在もプレイ可能な状態です。 最近、カセットを開けて電池の電圧を測ってみたところ、2つとも約3Vを保っており、今でも正常にセーブできています。 中古ソフトであっても当たりを引ければ稼働するカセットはあります。

ただ、ボタン型電池は限界ギリギリまで頑張って、それを過ぎると一気に電圧が下がるタイプの電池です。 来月になったら力尽きている可能性もあります。 もし、購入したソフトが電池切れだったとしても1,000円程度で電池交換をしてくれるサービスもあるのでネットで検索してみてください。

エミュレータとROM吸い出し機

敵モンスター

実はスーパーファミコンや互換機がなくてもカセット型のソフトを遊ぶ方法があります。 パソコンにエミュレータ(通称エミュ)と呼ばれるアプリを入れることでゲーム機として使うことができるのです。

ただし、問題がないわけではりません。 まず、ROM吸い出し機と呼ばれるものを購入してカセットからデータを取り出し、パソコン内に保存する必要があります。 ROM吸い出し機は3,000円程度で購入できますが、パソコンに繋いだりドライバーをインストールしたり、それなりにパソコンの知識やスキルが求められます。

また、この作業を面倒に感じてROMデータを知人から貰ったり、ネット上からダウンロードすると違法となります。 エミュレータを使うことや所有するカセットからROMを吸い出すこと自体に違法性はありませんが、第三者からROMデータを入手するのはアウトなので留意しておいてください。

さらに、エミュレータをパソコンにインストールして使い方を覚える必要もあります。 エミュレータを作っているのは個人のプログラマーや有志のコミュニティですので、電話やメールでのサポートは期待できません。 エミュレータ自体は無料で手に入りますが、ここでもハードルはあります。

エミュレータのことを聞いたことがある方は「タダでゲームができる」と勘違いしてしまうかもしれませんが、すでにパソコンを持っていたとしてもROM吸い出し機やPC用コントローラー、そして実物のソフトを購入する必要はあるのです。

オススメはSFC実機か互換機

エミュレータについて割と否定的な説明になってしまいましたが、上述した手間や費用を考えると私としてはエミュレータを積極的にオススメする理由もないのです。 スーパーファミコンの実機はヤフオクやメルカリならコントローラーやケーブルのセットがROM吸い出し機と同じくらいの値段で買うことができるし、何より実機を所有する喜びもあります。

もう少しこだわりがあるなら互換機という選択も悪くないはずです。 特にレトロフリークは良くできていて、アイコン表示で直観的に操作でき、カセットの電池切れも心配ありません。 HDMI端子で接続できるためキレイな映像で楽しめる点も大きなメリットです。

もし、YouTubeなどでプレイ動画の配信を考えているならHDMI接続が可能な互換機は有力候補になるでしょう。 エミュレータのようにゲームにパソコンのリソースを割かれないため、OBSの安定動作も期待できます。

エミュレータはゲームと別の「趣味」と考えてもらって構いません。 コンピュータやプログラムに触れることが好きで、インストールやトラブルシューティングも苦にならないタイプの人が楽しむ趣味の世界なのです。 そこには全く異なる発見や学びがあり、ゲームプレイでは得られない別の喜びがあることでしょう。

このサイトは不思議のダンジョンを楽しむための攻略方法を紹介したりデータベースとして使ってもらうことを目的にしているので、エミュレータの詳しい使用方法は解説しませんし、質問も受け付けていません。 エミュレータに興味がある方は、ぜひご自身で調べて新しい世界を発見してみてください。

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