はぐれメタルを見つけたら
不思議のダンジョンではドラクエシリーズでお馴染みのはぐれメタルが出現します。 逃げ足が速い点はいつも通りで、倒すことができれば多くの経験値と幸せの種というレアアイテムが手に入ります。
なかなか出会えないので、数少ないチャンスを最大限に活かせるように倒し方のコツを見ていきましょう。 ちなみに初代トルネコではメタルスライムやメタルキングは登場しません。 メタルスライムはトルネコ2から、メタルキングはトルネコ3から登場します。
出現フロアは10階以降
はぐれメタルはHP3、経験値500、不思議のダンジョンともっと不思議のダンジョンの10階から99階に出現します。 出現確率は低く、常にトルネコから逃げ回っているので、同じフロアにいても気が付かないこともあるでしょう。
地獄耳の巻物を読んだとき、倍速で移動しているモンスターがいたらはぐれメタルかもしれません。 初代トルネコのモンスターで倍速移動ができるのはゴースト(1~6階)、イエティ(13~21階)、シルバーデビル(23階以降)とはぐれメタルの4種だけ。 しかも、他のモンスターと違ってはぐれメタルは眠っていることがありません。
ゴーストは6階までしかでないのではぐれメタルと間違えることはないでしょう。 イエティは4匹かたまったまま動かないので、すぐにそれと分かります。 つまり、シルバーデビルが出現する前の10~22階で、地獄耳の巻物を読んだときに倍速で移動しているモンスターがいたらお目当てのモンスターです。
多くの場合、トルネコがいる部屋へ一瞬だけ入ってきてすぐに引き返していきます。 部屋の入口でチラッとグレーの何かが見えて、すぐに消えたらはぐれメタルで間違いありません。 地獄耳の巻物を持っていたら使ってみましょう。
用意しておきたいアイテム
はぐれメタルを倒すと経験値が500、そして必ず幸せの種を落とします。
幸せの種は飲むとレベルが1上がるアイテムで、はぐれメタル狩りは経験値よりもこっちの種が本命です。
効率よく幸せの種を集めるには…
分裂の杖
はぐれメタルに使えと言っているような杖で、もし拾ったらはぐれメタルを見つけるまで温存しておきましょう。 拾った時点では3~5回分の残量がありますが、インパスの巻物を持っていなければ識別するときに1回使うことになると思います。 残りの2~4回分は全てはぐれメタルに振ることが目標です。
それと、杖は残り0になっても捨ててはいけません。 残数0の杖でも投げ当てれば効果を発揮するので、一匹多く分裂させることができるのです。
また、もっと不思議のダンジョンでは杖の残量を増やすことができる祈りの巻物や、ザキの杖という一撃必殺の杖を拾えます。 祈りの巻物はザキを増やすために使うのがセオリーですが、もしザキの杖がなくて持ち物がパンパンなら分裂の杖に使ってもいいでしょう。
地獄耳の巻物
分裂の杖で増やした後は狩りにいきます。 まだ地獄耳の巻物を読んでいなければ使っておきましょう。 マップ上で倍速移動しているモンスターを優先して追いかけます。
トルネコの大冒険は一つのフロアにいつまでも留まることはできません。 地震がきて下の階に落とされるまでに全てのはぐれメタルを倒しておきたいので、むやみに探し回るよりも地獄耳の巻物があればムダなターンを節約できます。
ただ、もっと不思議のダンジョンには地獄耳の巻物がありません。 モンスターハウスに入ると同じ効果が発動されますが、運よくはぐれメタルとモンスターハウスが重なることは稀でしょう。 はぐれメタルが逃げ回れないように、部屋の入口を爆弾岩の待機モードで塞ぐことができれば追い込みが楽になります。
レミーラの巻物もあった方がいい
これは落とし穴対策だと考えてください。 メタル狩りの途中で落ちてしまっては溢れ出る涙でモニターが見えなくなります。 トルネコ2以降では目薬草を飲むと罠が見えるようになりますが、初代トルネコ1の目薬草に同様の効果はありません。
トルネコ1の目薬草にはシャドーやパルプンテの巻物が見えるようになることと目つぶし状態が治ることだけで、罠は見えるようにならないのです。 トルネコ1で罠が見えるようになるアイテムはレミーラの巻物だけです。
もし、ワナ抜けの指輪が拾えたら罠には100%かからなくなるので、レミーラの巻物は使わなくても構いません。 ワナ抜けはトルネコ1でもトップクラスに強力な指輪です。
木の矢
別に木の矢でなくても、鉄でも銀でも構いません。 要は離れた位置から攻撃したいのです。 はぐれメタルはHPが3と低いものの守備力が高く、一回の攻撃で1ダメージしか与えることができません。 いかずちの杖も火炎草も全て1ダメージです。
しかもトルネコから逃げるように動き回り、攻撃するとワープして遠くへ逃げてしまいます。 ワープで逃げても同じフロアにいるのでHPは削れていますが、直接攻撃よりも矢で射る方がずっと効率的です。 一直線上に並んでいれば銀の矢を撃つチャンス。
1フロアに存在できるアイテムは45個まで
少し余談になりますが、トルネコ1には1フロアに存在できるアイテムは45個までという制約があります。 スーパーファミコン時代のソフトですので、おそらくハード的な制約だったのでしょう。
トルネコが持っているアイテム数+フロアに落ちているアイテム数+モンスターが隠し持っているアイテム数の合計が45個までということです。
トルネコは20個まで持ち歩くことができるので、残りはフロアに25個。 ふつうにプレイしている分には全く問題のない数字です。 ただし、モンスターハウスや木の矢の増殖など特別な状況ではこの制約に引っかかる可能性が出てきます。
今回の例では、はぐれメタルは必ず幸せの種を隠し持っています。 他のモンスターも何か持っているかもしれません。 わらいぶくろのお金袋もカウントされている可能性があります。
理想をいえば、全てのはぐれメタルを倒して経験値を得てから、最後にまとめて幸せの種を飲むのがムダのない立ち回りです。
そこで、はぐれメタルがドロップした幸せの種を床に置いたまま、残りのはぐれメタルを狩りに行くことになるのですが、もし途中で45個の制約に達してしまうと、それ以上は幸せの種をドロップできずに消滅してしまうのです。
はぐれメタル狩りをするときは45個以内に収めるように以下の点に気を配りましょう。
- 目薬草や薬草など必要のない草は飲んでしまう
- 必要のないメッキやシャナクの巻物は読んでしまう
- ジャマな武器や盾は放置せずにモンスターに投げる
- パンの巻物も読んでパンにする
床に置いておくのは幸せの種だけ。 久しぶりに祖母の言葉を思い出しました。 「ゴミを置きっぱなしにしていると幸せが逃げてくよ」
45個の制約に気が付いたときのお話し
私が不思議のダンジョンを探索していると、大部屋モンスターハウスが現れました。 苦戦しながらも無事に全てのモンスターを倒し、アイテムを回収しているときのことです。 一匹のリリパットが湧いてきて、届きもしない距離から木の矢を撃ち続けています。
私は木の矢を補充しておこうと考え、薄ら笑いを浮かべながら木の矢が床に散らばる様子を眺めていました。 ところが床にはまだまだ空きスペースがあるにもかかわらず、木の矢が増えなくなってしまったのです。
初代トルネコには一つのフロア内に存在できるアイテム数には限りがあるらしいという話を聞いたことがあったので「もしかするとコレのことか?」と思いました。
そのときに私が持っていたアイテムは20個。未回収のアイテムが床に7個、マップ上に18本の木の矢が落ちていることが確認できます。 合計で45個。 これ以上はリリパットが木の矢を撃ってもアイテムとして存在することができなくなったというわけです。
地震まで粘るつもりで狩り尽くす
うまくいくと5~7匹のはぐれメタルを狩ることになりますが、これが意外とターンを消費します。 ハラヘラズの指輪を拾えていれば気になりませんが、もっと不思議のダンジョンにハラヘラズはでてきません。 幸せの種を食べれば満腹度を5%回復することができますが、全ての幸せの種を食べたとしても補えないくらいのターンは消費するはずです。
矢で攻撃するのが効率的とお話ししましたが、他にもラリホーが有効です。 不思議のダンジョンではラリホーの杖があるので、何回か使えますが、もっと不思議のダンジョンではラリホー草しか拾えません。 また、まどわし草を投げ当てると、ワープで逃げなくなるので少し倒しやすくなります。(倍速移動は変わらない)
パンに余裕があれば3度目の地震で落とされるまで粘りに粘りましょう。 トルネコ2以降では同じフロアに居続けると風でダンジョンの外へ飛ばされてしまいますが、初代トルネコの地震は下の階に落とされるだけで探索は続けられます。
初代トルネコの最大レベルは37、最大HPは250です。 ここまで上げられればドラゴンやアークデーモンとも殴り合えます。 99階を目指す場合、途中で一匹くらいは見つけられるので分裂の杖とレミーラの巻物は常に用意しておきましょう。
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