タクティクスオウガ リボーン 攻略

更新日 2022年11月8日

タクティクスオウガ発売当時の話

タクティクスオウガ攻略の見出し画像

1995年の秋、私は買ってはいけないものを買ってしまった。 当時の私は受験生で、数カ月後の本番に備えていなければならない時期でした。 何より浪人生でもあったため、崖っぷちといっていい身分でもあったのです。

ところが「人に優しく自分にも優しく」をモットーに生きてきた私は伝説のオウガバトルの続編と聞いて、ついつい手を出してしまいました。 そう、スーパーファミコン版のタクティクスオウガです。

第一印象

プレイを始めてすぐに「この作品は俺コレクションのベスト3に入る傑作になるに違いない」と感じました。 第一章のタイトルを見て、こんなゲーム今までになかったと驚いたことを覚えています。

  1. 斬新なゲームシステム
  2. 重厚なストーリー
  3. 細部へのこだわり
  4. キャラクター集め

SFC版タクティクスオウガ パッケージ画像

とにかく、やり込み要素が多くて引き込まれる作品でした。

もちろんグラフィックや曲も素晴らしいものだったし、細部にわたって丁寧に作り込んでいることはすぐに分かりました。 ゼルダの伝説 神々のトライフォースやドラゴンクエストV 天空の花嫁と並ぶ名作になると思い、友人(受験生ではない)にもプレイすることを薦めていました。

私が薦めるまでもなく、すでにプレイしている友人もおり、私の周りではちょっとしたブームになっていたのです。 普段はあまりゲームをしない知人ですらタクティクスオウガにハマっていたことにも驚かされました。

当時の熱気

発売から間もないころは「システィーナのヤツ、うろちょろして助けられねえよ」と言っていた友人たちも、次第に「ハボリム先生にペトロクラウド持たせたら無双するぞ」とか「フォリナー四姉妹をコンプしたいんだけど、どのルート?」とかコアな会話に進化し、しまいにはファイアクレストの取得画面を撮影してガラスのかぼちゃを貰う者もでてきました。(※注釈参照)

※注釈

タクティクスオウガの最難関ダンジョンである死者の宮殿100階をクリアすると「ファイアクレスト」というアイテムが手に入り、発売元の(株)クエストへ写真を送ると「ガラスのかぼちゃ」というガラス細工を貰えるキャンペーンを行っていました。

最近のハードはプレイ画面のキャプチャー機能がついていますが、昔のスーパーファミコンや初代プレイステーションなどにはキャプチャー機能が付いていなかったため、普通にカメラでブラウン管テレビの画面を撮影して、それを現像する必要があったのです。

また、今のようにメールもなかったため、現像した写真を封筒で郵送していたのです。 そんな手間を惜しまず写真を送った熱いユーザーがいるほど、その世界観に引き込まれる作品でした。

あれから二十数年が経ち彼らともそんな話をすることもなくなりましたが、当時の熱気を忘れることはありません。

またプレイしたい

本当に面白かった作品は処分できずにとっておくのですが、もちろん、この作品もコレクションの一本になっています。

オリジナル版タクティクスオウガの箱とカセットの写真

2022年の11月にPS4、PS5、Switch、Steamでリメイク版のタクティクスオウガ リボーンが発売されることになりました。 ハードの進化もあり、グラフィックやサウンドは当然ながら強化されています。

また、インターフェイスやシステムもユーザーの声をもとに見直され、まさに完成形のタクティクスオウガです。 PSP版の追加コンテンツも入っているので、ランスロットやウォーレンを助けにいくことができるとのこと。

もし、少しでも興味があればプレイしてもらいたい。 面白すぎて受験に失敗するほどの名作であることを請け合います。

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