更新日 2022年11月21日
トルネコの大冒険2では未識別の武器やアイテムが出現するダンジョンがいくつかありますが、その中でも最も難しい「もっと不思議のダンジョン」を攻略するために必要なアイテム判別方法を解説します。
草や種なら食べてみる、杖なら振ってみるという基本的な方法と、お店の買値や売値から判別する方法を併せて紹介してきます。 最後にチェックリストも掲載しているので、ダンジョンを進みながら識別したものをチェックして役立ててください。
もっと不思議のダンジョンでは、ほぼ全ての武器やアイテムが未識別の状態で落ちています。 実際に使ってみて効果を確かめる方法と、インパスの巻物か壺を使って調べる方法を使い分けてダンジョンを進んでいくことになります。
ただし、剣と盾は名前だけ分かった状態で落ちているので、呪われているかどうかプラスマイナスの補正値は幾らか、この点を調べることになります。 また、矢は呪われていることはなく補正値もないため、矢だけは識別する必要はありません。
では、残りの剣や盾、アイテムの調べ方ですが、識別しやすいものは自力で、難しいものはインパスの巻物や壺を使って識別する方法がオススメです。
最も識別が難しいのは指輪です。 すぐに効果が現れないものや、きれいな指輪のように効果すらないものがあるため、どうしても識別の難易度は高くなります。 しかも、指輪は呪われていることがあるので安易に装備してしまうと外せなくなるリスクもあります。
また、杖は名前が分かったとしても使用回数は分かりません。 残りの使用回数を知るにはどうしてもインパスの巻物や壺を利用するしかありません。 反対に草と巻物は一度使ってみると自動的に識別されるので簡単です。
つまり、識別の難しい指輪と杖はインパスを使い、簡単な草と巻物は自力で識別する方法が合理的。
それと、インパスの壺に他の壺を入れることはできません。
未識別の壺は自力で調べるかインパスの巻物を利用することになります。
まとめると、
このような方針で進んでいけばインパスの巻物や壺を節約しながら、効率的に識別していくことができるのです。 それでは、具体的な識別方法を見ていきましょう。
草や種の識別法は実際に食べてみる(のむ)ことがシンプルで簡単な方法です。 飲んだときに効果が表れて、しかも自動的に判別されます。 仮に世界樹の葉を食べたとしても、効果はありませんが識別できます。 飲むときのポイントは以下の4つ。
でたらめ草・まどわし草・めつぶし草・メダパニ草だった場合、飲んだ後の数ターンは非常に危険な状況になります。 リスクを最小限に抑えるためには、そのフロアを一通り探索した後に階段の上で飲みましょう。 次のフロアへ移れば、草の効果は消えてくれます。
薬草と弟切草はHPが満タンのときに飲めば最大HPを底上げしてくれます。 HPの低い序盤では、これらの効果は大きなアドバンテージになるので満タンのときに飲みましょう。
バーサーカーの種だった場合、50ターンの間はバーサーカー状態になってしまうのでコントロール不能になります。 近くにガーゴイル店長がいれば反撃を喰らってゲームオーバーです。 未識別の商品を店内で飲むなどもってのほか。
草を飲むと満腹度が5回復します。少しお腹が減った状態で飲めばムダがありません。
もし、お店で高額な草があった場合、5,000Gなら世界樹で確定、2,000Gならしあわせのたねかバーサーカーのたねの可能性があります。
杖は振ってみなくても判断できる杖が5種類あります。 例えば、ドルイドを倒したときに杖を落としたらドルイドの杖で確定です。 ドロップしたらすぐに名前を書いておきましょう。
ちなみに、まどうしや、だいまどうも杖を持っていますが特定の杖を落とすことはありません。 普通に武器やアイテムを落とします。
それではまず、未識別の杖を拾ったら比較的弱いモンスターに離れた位置から振ってみましょう。
ゴーストやシルバーデビルのように倍速で移動する敵ではなく、1ターンに1歩ずつ動く相手の方が分かりやすいと思います。
効果が分かりやすい杖は、
それと、最初に挙げたバシルーラの杖やドルイドの杖、げんじゅつしの杖と紛らわしい杖がレムオルの杖です。 レムオルの杖を振ると相手は透明になって見えなくなります。 バシルーラの杖などを振ると相手は画面の上方向に飛んでいくモーションが見え、「ワープした」と表示されますが、レムオルの杖だとその場で消えてコメントは表示されません。
よく見ていれば見分けられますが、見逃してしまうこともあるでしょう。 ただ、レムオルの杖の場合は別の場所へ飛んで行くわけではないので、すぐに近くにいます。 シャドウのように透明の敵から攻撃を受けたらレムオルの杖で確定です。
また、杖を振ったらモンスターがアイテムに変化する杖が2種類あります。 実際に拾ってみないと区別できないのでミミックの杖であることを想定してHPを回復しておきましょう。
ただし、モノカの杖を振っても稀にミミックに変化することもあるので注意が必要です。 また、モノカの杖とミミックの杖の効果音は同じなので振っただけでは見分けることができません。
やや分かりにくいのですが、以下の3種類の杖は振るとトルネコのHPが変化します。 もろはの杖と大損の杖は当てた瞬間はどちらか分かりません。 効果音まで同じなので聞き分けることもできません。 どちらもトルネコのHPは半減しています。
もろはの杖なら敵は瀕死なので、不要な武器や腐ったパンなどを投げれば倒せます。 一方、大損の杖の場合はトルネコのHPが半分減って、その分は相手が回復しています。 最大HP以上は回復しませんが一撃で倒せなかった場合は大損の杖です。
丸得の杖は大損の杖の逆で、敵のHPは半分になっています。 杖を振ったときトルネコのHPが満タンだと回復したように見えないので分かりにくいのです。 「丸得かな?」と感じたらトルネコのHPが減っているときに、もう一度試してみましょう。
それと、すぐに効果が現れない杖もあります。 剣を振るなどして1ターンを経過させると分かる杖です。 敵の移動速度から判別することができるので、分かっていれば怖い杖ではありません。
それとゴーストのように倍速で移動できるモンスターに封印の杖を振ると、倍速移動が封印されて普通の速さになります。 ボミオスの杖と間違いやすいので倍速ではない敵に振ってみましょう。
封印の杖を振ったときは「キュキュキュ~」と独特の効果音が鳴ります。 封印の杖は見た目の変化がないことが多く識別の難しい杖ですが、この効果音が一番簡単な手掛かりになるので杖を振ったときの音に注意してみてください。
効果がなく「何も起こらなかった」と表示された場合は、
ちなみに、ホイミの杖とモンスター識別の杖は、もっと不思議のダンジョンで拾うことはできません。黄金の杖は98階の宝部屋でのみ入手できます。
判別できたアイテムに名前を付けるとき、濁音や半濁音の点々や丸を加える簡単な方法があります。 「ン」の右に点々や丸があるので、それを選択してもいいのですが、点々なら□ボタンを、丸なら△ボタンで追加できます。 例えば「ハ」を選択した後に□ボタンを押せば「バ」に、△ボタンを押せば「パ」になります。
また、×ボタンを押せば一字消し、STARTボタンを押せば「終わり」へ移動します。
巻物の識別も実際に読んでみる方法が簡単です。 一度、読んだ巻物は自動的に識別されて、正しい名前が表示されるようになりますが、注意点を挙げると…
くちなしの巻物やひろえずの巻物だった場合は探索が困難になってしまいます。 大風の巻物だった場合はすぐに階段を降りなくてはなりません。 未識別の巻物は探索を終えてから階段の上で読みましょう。
また、そのフロアにお店があった場合、ひきよせの巻物を読んでしまうと泥棒になります。 大量のガーゴイル軍団が押し寄せてくるので、すぐに逃げられるように階段の上で読むのが理想なのです。
バイキルトの巻物なら剣が、スカラの巻物なら盾が強化され、たとえ呪われた武器を装備してしまったとしても呪いを解くことができます。 また、シャナクの巻物でも呪いが解けます。 できれば剣と盾を手に入れてから巻物の識別を始めましょう。
巻物を読もうとしたら「どれを」と聞かれることがありますが、インパスの巻物・パンの巻物・いのりの巻物・すいだしの巻物のどれかです。 すいだしの巻物はレアなので、序盤はそれ以外の巻物と考えていいでしょう。
これらを考慮すると「どれを」と聞かれたら私なら未識別の杖に使ってみます。 自力で判別することも可能ですが、インパスの巻物なら名前だけではなく残りの使用回数まで分かります。 いのりの巻物だった場合も使用回数が増えるのでムダになりません。
未識別の壺に使う手もありますがパンの巻物だった場合、合成の壺や保存の壺を失うリスクがあります。 いのりの巻物ならラッキーですがパンの巻物なら大ダメージです。
要するに「どれを」と聞かれたら、まずパンの巻物だった場合に失うダメージを考えてみるといいでしょう。 パンの巻物さえ識別できれば後は失うものはありません。
リレミトの巻物、白紙の巻物、中断の巻物は常に正しい名前が表示されるので未識別(黄色い文字)になることはありません。 もっと不思議のダンジョンに中断の巻物が落ちていることはありませんが、へんげの壺などで生まれることがあります。
もっと不思議のダンジョンでは12種類の壺が出現します。 壺の中に「アレ」と書かれたものが入っている壺が3種類あるので識別する際のヒントになります。
「アレ」を使ってみるのが最も簡単な方法です。 一度使うと自動的に判別されて正しい名前が表示されます。 また、まものの壺は31階以降にしか出現しないので、浅い階層なら回復の壺・とうぞくの壺のどちらかです。
アイテムが3つある小さな島があればアイテムに向かって壺を使ってみましょう。 吸い込んだらとうぞくの壺。(5マスまで吸い込める) HPが回復したら回復の壺です。 ちなみに、満タンのときに回復の壺を使っても薬草のようにHPの最大値は増えません。
「何も入っていません」と書かれている壺には実際に何か入れて識別します。 理想を言えば自力で判別できた不要な杖を入れてみるのが一番です。 名前を付けて緑色になったものを入れてみると、うそつきの壺に騙されることがありません。 適当な杖がなければ不要な武器(未識別で黄色い文字のもの)を入れてみましょう。
ちなみに、分裂の壺は36階以降のお店で売られているので浅い階に落ちていることはありません。 かなりレアなので一回の探索で一つ見つかれば良い方です。
入れたものが変化した場合、へんげの壺・うそつきの壺のどちらかです。 一度、×ボタンを押してウインドウを閉じてから、もう一度壺の中を見てみましょう。 変わりなければへんげの壺、違うものになっていれば、うそつきの壺です。 うそつきの壺は毎回、違う名前が表示されるので見破ることができます。
入れたものに変化なく、消えることも取り出すこともできない場合は火薬壺・われない壺・合成の壺のどれかです。 同種の杖なら合成して一本にすることができるので同じ杖を入れてみましょう。 一本になれば合成の壺です。
もっと不思議のダンジョンをクリアするためには剣と盾の強化は欠かせません。 そのためには一つでも多くの合成の壺が必要になります。 合成の壺をムダにしないためにも、1つ入れても識別できない壺であれば「もしかすると合成の壺かも」と考えておくことがクリアのコツです。
保存の壺やインパスの壺もクリアには大切な壺ですが、失っても何とかなります。 ただ、合成の壺を失うことは大きな損失です。 もっと不思議のダンジョンをクリアするためには最も大切な壺であることを覚えておきましょう。 むしろ、それ以外の壺は無くても問題ありません。
剣の強化に2つ、盾の強化に2つ、最低でも4つ以上の合成の壺を手に入れたいところです。 運が良ければ中盤までに拾うことができる確率なので難しい目標ではありません。
最後に残った可能性は火薬壺・われない壺に絞られます。 名前を「かやく」と書いて壁に投げつけてみましょう。 もし爆発すれば火薬壺で正解。 割れずに床へ落ちたら、われない壺なので名前を「われない」に書き換えればいいのです。
ちなみに、われない壺へ入れたものは、すいだしの巻物を読むか家に持ち帰ってネネに壺を割ってもらわないと取り出すことはできません。 貴重な壺ではないのでジャマなら売ってしまって構いません。
指輪は装備した瞬間に変化が見えないことが多く、最も判別が難しいアイテムです。 判別が簡単な草や杖は自力で調べて、指輪はインパスの巻物やインパスの壺を使って識別することをお勧めします。
また、呪われていると外せなくなるので、みだりに装備しない方が安全です。 識別するときは装備外しの罠を見つけてから試しましょう。 パンの巻物があれば、呪われた指輪でもパンに変えて強引に外すことも可能です。
未識別指輪を装備する前に満腹度を確認します。 満腹度が下がったターンで指輪を装備してみましょう。 ハラペコの指輪は倍のスピードで満腹度が減るので、5歩、歩くと満腹度が1減るので判別できます。 ちなみに、もっと不思議のダンジョンにハラヘラズの指輪は出現しません。
また、ルーラの指輪は8分の1の確率で効果を発揮します。 歩くなり剣を振るなりして数ターンしてワープしたら判断できるでしょう。
序盤ならしあわせの指輪もすぐに分かります。 1歩ごとに経験値が得られるのですぐにレベルアップします。
上記の指輪ではなかった場合、ちょっと試してもらいたいことがあります。
不要なものを壁に向かって投げてみて壁を通り抜けて飛んでいけば、えんとうの指輪ですし、水路の上を歩けたら、つうかの指輪です。 比較的、分かりやすい指輪だと思います。
それと会心の指輪と、つうこんの指輪は会心や痛恨の確率が倍になります。 ただ、毎回、会心や痛恨になるわけではないので少し難しいはず。 「何か痛恨が多いかも」といった感覚があれば疑ってみましょう。
同じくらい分かりにくいのが、とうぞくの指輪とザメハの指輪です。 次の部屋へ入ったときに寝ているモンスターが必ず起きるか起きないかで判断できますが、ザメハで起きたのか、偶然起きたのか分かりにくいのでザメハの指輪は判断が難しいのです。
とうぞくの指輪はモンスターハウスへ入ったのに全員、寝たままだったりすれば分かりますが、この2つも少し難しいはずです。
罠やモンスターの特殊攻撃で分かる指輪もあります。 例えば、わなぬけの指輪は罠を踏んでも何も起きません。 コメントが表示されずに罠を素通りしたら、わなぬけの指輪で確定です。
サビよけの指輪は酸の罠(水色のしずくのような形のワナ)のみに反応し、罠は発動しますが盾は錆びないという指輪です。 同様に、混乱や毒、眠りガスの罠を踏んで罠が発動したけど大丈夫だった場合は、それぞれに対応した指輪になります。
ただ、わなぬけの指輪以外は偶然の要素が大きく、識別はかなり困難です。 おばけきのこの毒を防げたとしても、うろこの盾を装備していたら毒けしの指輪とは気がつかないでしょう。
インパスの指輪は、もっと不思議のダンジョンのお店でしか手に入りません。 36階以降のお店で売っていると言われています。 非常にレアで、この攻略サイトを作りながら何度もクリアしましたが3個しか見つけられませんでした。
ただ、25,000Gと非常に高価なのでお店にあれば、すぐに気が付きます。 名前は未識別(黄色い文字)で表示されていますが、25,000Gの指輪はインパスの指輪しかないので価格を知っていれば間違えることはないでしょう。
残るは、きれいな指輪と値切りの指輪の2つです。
きれいな指輪には特殊な効果がないので、お店で売ってみるしか調べる方法がありません。 10,000Gで売れる指輪は、きれいな指輪とわなぬけの指輪、ザメハの指輪、人形よけの指輪の4種類のみ。 きれいな指輪以外の3種類が識別できた時点でしか確定できないので識別は非常に困難です。
また、値切りの指輪はガーゴイル店長と話をしてみないと分かりません。 レアではないので、そこそこの確率で拾えますが、お店でしか判断できないので困難です。 この2種類の指輪はインパスに頼った方が良いでしょう。
もっと不思議のダンジョンを探索しながら、未識別のアイテムを片っ端から識別していったとしてもクリアする前にインパスの巻物や壺は余ります。 そのくらいインパスは拾えます。
剣と盾はお店や装備外しの罠を利用すればインパスは不要ですが、終盤になると、インパスを惜しみなく使ってもほぼ全てのアイテムを識別し終わっています。 そうなるとインパスの壺は未識別の剣と盾を入れるくらいしか使い道がありません。
インパスの価値は中盤までと思ってもらって構いませんので、少しでも不安ならどんどんインパスを使ってしまいましょう。 指輪や杖を拾ったら即インパスというスタイルでも十分にクリア可能です。
なお、たれ流しの指輪とハラヘラズの指輪は、もっと不思議のダンジョンには出現しないようです。 私は見つけられませんでした。 同様に、村のイベントで手に入れる、まもりの指輪や、剣のダンジョンで手に入れる、いのちの指輪も、もっと不思議のダンジョンには出現しません。
もっと不思議のダンジョンでの判別済みのアイテムを忘れないように、チェックシートを用意しました。 判別できたらチェックを入れて、探索に役立ててください。
※ チェックリストは、あいうえお順です。